美味しいお米
2007年 10月 29日
9月の末にiさん家の稲刈りをお手伝いさせてもらいました。
最近は稲を刈って機械でその日にそのまま脱穀してしまう農家が多い中
iさん家は『はせ掛け』と言う刈った稲を数週間天日干ししてから脱穀する方法。
自然乾燥されたお米は機械で乾燥して脱穀するより、
旨みも甘みも増すんだそうです。
でも、その分手間がとってもかかります!
私も始めての稲刈り、足手まといにならないように頑張りました!
稲を刈り、田んぼ一面に束になって置いてある稲を
荷台みたいな機械に乗せれるだけのせていくのですが…
写真は夏の写真ですが、途方もなく広い田んぼ…
積んでもつんでも減りません
集めた稲を一人が、二つに割って
もう一人が木で組んだ土台に掛けます
稲は3段にして掛けます
下段と真ん中の稲は「みっこ」と言い7:3ぐらいに割り
一番上の段は「わっこ」と言い5:5に割って掛けます
この作業楽しかった~
土台びっしり隙間のないように掛けていくのだけど、
最初はゆるゆるだったのに、やっていくうちに、
テンポ良く出来てきて、自分が職人になった気分がして
酔いしれました(笑)
そんな隣で、
さすが!iさんのお母さん。レベルが違います。
掛ける速さも、掛け終わった時の稲のシルエットも
掛け具合美しい!!
職人気分の私もそれを見てたら一気に見習いに気分に降格です
稲刈り数時間、出来上がったのがこれっ!!
これが『はせ掛け』です
出来上がるのに1日と半かかりました。
が、まだほんの一部で、その後もiさん達の稲刈りは続きます。
自然乾燥した数週間後、脱穀も手作業でやるので、
白いご飯になるまでの道のりは長い!
本当に手間がかかる作業です。
でも、かかった分、きちんと味にも現れていて、
遠野でも沢山ある農家の中で、iさん家のお米を指名買いしてくれる人も
いるのだそうです。
来年は無農薬、無肥料の自然農法でお米を作るかもしれないそうなので…
これまた、今から楽しみです
そして、昨日精米していただいたお米♪
この中の何粒かは、私がお手伝いしたお米も入っているのかなぁ~♡♡♡
一粒残さず、大事に食べよう
by sheno27jp
| 2007-10-29 22:17
| 風土農園だより